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関西の千鳥が淵墓苑

有田市のウエノ公園・無縁寺の慰霊

坂口厚生労働大臣
 検討を約束

平成15年1月28日 和歌山新報
県政与党6議員国政レポート「がんばってます」寄稿

衆議院議員・保守新党幹事長
二 階 俊 博
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 一月二十日、「関西の千鳥ケ淵墓苑」と呼ばれる無縁の戦没兵士三千七百柱を祀る有田市のウエノ公園・無縁寺(有田市古江見)の奉賛会の有志、舟津文雄、桝井陽造、桝井美重子、御崎明良、宮崎勝司、竹中勝代、宮本孝一、上田久男、浜口泉氏らが上京され、厚生労働省の担当官との間で、今日までの経過の説明や今後の取り組み、政府として何ができるのかなどについて、話し合いが行われました。
 終戦当時の混乱の最中、海外から引き上げて来られた無縁兵士の遺骨が舞鶴港などで雨ざらし状態となっていた。有田市箕島の則岡豊松氏が供養を発願、舞鶴港や千葉市の稲毛まで出向き、三千七百人の遺骨を引き取り、サクラとツツジのウエノ公園を開山、無縁寺を建立、盛大な追悼法要などを営んでこられた様子は当時の「和歌山特報」が詳しく報じておられるー。
 しかし、戦後も五十八年を数えて関係者も次第にご高齢となり、この先、いかにして無縁の兵士の諸霊の法要を続けていくことができるかを国にご相談に来られたものでした。
 私は「これは政治で解決しなければならない」、「直ちに坂口厚生労働大臣に話して、大臣のご意見も伺った上で、今後の方針を決めよう」と考えました。早速、坂口大臣に連絡しましたが外出中とのことで、私は代表の皆さんとともに夕暮れ近い厚生労働省に沢田事務次官を訪ねました。「大臣にご報告するとともに、厚生労働省として調査検討を」約束してくれました。
 一月二十二日の産経新聞の一面トップにシベリア抑留の日本人、収容所で一万二千人死亡というモスクワ特派員のショッキングな見出しの記事の中に、さらに死者総数は八万二千人と記され、真相の究明を強く促しています。 一月二十三日、衆議院予算委員会において、保守新党の代表質問に立つ井上喜一政調会長(兵庫四区選出)に対し、私は、シベリア抑留の日本人の件と有田市の無縁寺のことをNHKテレビの全国放送の中で一言で結構ですから、国民の声として質問して頂きたいと依頼しました。井上政調会長は次のとおり質問されました。

『井上政調会長の質間』
 (衆議院予算委員会 保守新党代表質問)
 昨日の産経新聞に掲載されているソ連抑留者のシベリアなどから帰った人がその遺骨を持って帰っている。しかしそのまま放置されたり、無縁のお寺を建てたり、慰霊塔を建てたり、法要などを行っているところがあるといわれている。例えば、(関西の千鳥ヶ淵といわれる)和歌山県の有田市(無縁寺)なんか代表的な例だといわれている。全国に何カ所かあると思われる。関係者が高齢化して法要も慰霊も行われにくくなっている。国として何か対応が考えられるか(このまま放置しておくわけにはいかない)、大臣として検討して頂けるかどうかお答え頂きたいと思います。

『坂口厚生労働大臣の答弁』
 戦没者の慰霊追悼は大変大事なことでございますから、ご指摘のようなことがあるとするならば、よく検討の上、対応しなければならないと思っております。個別の案件もあり、検討を約束致します。
 国が初めて公式に検討を約束してくれた瞬間であった。

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