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関空直行便や蓮の移植

カタールへ”ロータス・ロード”着実

2005.4.26掲載

衆議院議員  二階 俊博

 カタール共和国はクウェートの南東五六〇キロ、アラビア半島の「滴」を意味する小さい国であります。私との交流は二〇〇三年からはじまりました。当時の与党三党幹事長の山崎、冬柴両氏とともに、イラク、クウェート、アラブ首長国連邦を訪問の際、私たちはイラクの周辺国としてカタールを訪れました。ハマド国王を始め、外相、エネルギー相(OPEC議長=当時)などとの有意義な会談を重ねました。
 日本側から、イラクにおける我が国の自衛隊の活動に対する協力、二〇〇六年カタールで開催するアジアスポーツ大会の競技種目に野球とソフトボールを正式に加えて頂きたいという強い要望がありました。
 カタール側は、日本への航空機の乗り入れ、特にドーハから成田への直行便をかねてより強く希望しておりました。
さらに、日本の教育に対する高い評価をされる国王からは、日本人の手によって、日本語で教育する学校をこの国につくりたい。立派な教員を派遣してもらって、次の世代の国民に日本の文化を学ばせたいと熱心に話されました。
 航空機の乗り入れの件は、主に私が担当することになり、海外出張中(インド)のカタール航空のアクバル会長をドーハに直ちに呼び戻すという熱の入れようでした。到着を待って、私たちは交渉に入り、成田は今直ちには無理ですが、関西空港ならば、積極的に受け入れようということになり、交渉はスピーディにまとまりました。その後、政府間交渉に委ねることになり、去る四月一日待望の一番機が遂に、ドーハから関西空港に飛んで来ました。これからは毎週四便が飛ぶことになりました。日本からのドーハへの一番機には、私は畏友の冬柴公明党幹事長、村山関西空港社長など有志の皆さんとともに二年ぶりにカタールを訪問しました。
 小泉総理の親書を携えての初の直行便による訪問でありました。アクバル・カタール航空会長主催の歓迎会には、私と冬柴幹事長はハマド第一副首相兼外相からプレゼントされた民族衣装に身を包んで出席しました。折からダボス会議開催中のレセプションにもその姿で出席し、盛んな歓迎の拍手とカメラマンのフラッシュを浴びて、「友情を感じる」「始めて出会った気がしない」「一緒に写真を撮りたい」等思わざる反響で、翌日の新聞にも二人の様子が掲載されていました。
 大賀蓮のことについて、この欄でもすでに紹介しましたが、在カタールの堀江大使の強い要望で、カタールへ蓮の蓮根を持って行きました。氷河の地帯と砂漠の地域を除けば蓮は全世界至るところに咲くことが出来るというのが、その道の学者の間の定説のようですが、大使の提案で、砂漠の国カタールの植物研究所に移植することが出来ました。植栽に際して、農相や次官や研究所の所長なども勢揃いでご参加頂き、必ず友情の花を咲かせるからとの強い意気込みに私は、感動を覚えました。さらに、大使は公邸に二つ鉢を用意されて、公邸でも奥さんとご一緒に大切に育てるとの約束をしてくれました。大使は二日前帰国され、すでに芽を出し、緑の葉が水面に浮かんでいる大賀蓮の様子を写真で報告してくれました。生育も順調で「ロータス・ロード」は、ついに着実にカタールまで進んでいったことに、中国ボアオの蓮花館の完成と併せて、些か感慨深いものを覚える昨今であります。

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