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『郵政民営化特別委員会
109時間の審議、粛々と採決』

2005.7.22掲載

衆議院議員  二階 俊博

 

 衆議院の郵政民営化に関する特別委員会は、皆さんもご承知の通り、109時間25分という長時間の審議を終えて、混乱なく粛々と採決をすることが出来た。
私が委員長に就任した際、「委員会の運営は公平、公正に運営すると同時に、出来る限り慎重に、反対の議員にも出来るだけ質問の機会を与える」――内外に約束したこの方針を貫いて、ここ十年で、最も長い委員会の審議記録をつくることになった。議会史の中では、あの日米安保条約を審議した「衆議院日米安全保障条約等特別委員会(小沢佐重喜委員長)」の136時間に迫る長時間の審議であった。
 この審議の中で、傾聴に価するご意見、政府答弁の中で、さらに明確にすべきこと等について、私たちは休日を返上して議論を重ねた。ある時は自民党の山崎筆頭理事のほか柳沢、石破、松岡の各理事の皆さんと、またある時は竹中郵政民営化担当大臣、細田内閣官房長官、与謝野自民党政調会長、中川国会対策委員長らと、ある時は武部幹事長等と昼夜を分かたず修正協議を重ねた。
 ある時、私の畏友みのもんた氏の長男隼斗君の結婚式があり、私は主賓の一人として祝辞を述べさせて頂いたが、途中で「どうしても戻って来てもらいたい」との山崎筆頭理事の命により、公明党冬柴幹事長との奇しくも、かつての三幹と同じメンバーが集まり、この段階における自公の協力をあらためて確認すると共に、法案の修正や採決の時期等、政治日程の協議を重ねた。勿論、その後、近くにあるホテルの結婚披露宴会場に戻った。さすが、みのさんのお家のお祝いであって、祝宴の同じテーブルには、氏家日本テレビ社長、井上TBS社長、菅谷テレビ東京社長、若林TBS副社長、萩原日本テレビ副社長、石原前国土交通大臣夫妻等が顔を揃えておられる。東京都議選の真最中でもあり、私が何のために中座をしたのかおよそ察しがつく方々ばかりで、かえって激励を頂戴して恐縮の限りであった。著名な政治評論家である岩見隆夫先生や岸井成格先生もおられ、「委員長としてご苦労だけど頑張れ」とあたたかく声をかけて頂いた。みのさんと旧知の下川党県連幹事長夫妻や、名古屋や仙台の古い友人たちからも声をかけて頂いた。
 しかし、今考えてみると、朝は8時から夕方の5時過ぎまでの審議が月曜から金曜まで続き、土曜と日曜はいつ呼び出しがあるか分からない息の抜けない緊張の日々が続いた。その間選挙区の皆さんから、委員長としての職責を立派に果たしてもらいたいという激励の手紙やファックスが寄せられると同時に、特定郵便局の局長さん達からは、ご心配の点についての貴重な意見を寄せて頂いた。参考人質疑では、我が国を代表するような論客の方々から参考意見を述べて頂いた。
 地方公聴会については、北海道、新潟、佐賀を選び、委員は三班に別れ、私は北海道班の団長を務めて札幌の豊平郵便局も視察させて頂いた。着いた日の夜、北海道の高橋知事がサッポロビール園のジンギスカン料理にご案内して下さった。緊張が続く審議の中で、はじめて味わうほっとした瞬間であった。
 委員会は円満審議の末、何れも賛成多数で議決し、本会議は五票差の結着となった。今、舞台は参議院に移り、白熱の論戦が続いている。

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