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「政策金融改革と中小企業」

2005.12.13掲載

衆議院議員・経済産業大臣  二階 俊博

 

お元気ですか! 私も経済産業大臣を拝命して、早くも一ヶ月を過ぎました。ご承知のように経済産業省という役所は、非常に幅の広い多岐にわたる政策課題を抱えております。今回は、十一月に基本方針がまとまりました「政策金融機関改革」について述べさせて頂きます。大臣就任の際に、小泉総理より、「政策金融機関改革」は、郵政民営化と並んで極めて重要な改革で、しっかりと取組んで欲しいとのご発言がございました。郵政民営化の際には、郵政民営化特別委員会委員長として、解散総選挙の際には、自民党総務局長として、党の命運を賭けた衆議院選挙の責任者の一人として先頭に立ち、そして今回は経済産業大臣として、小泉改革の重要な政策課題に携わることになり、身の引き締まる思いでありました。
同時に、私は、中小企業政策を預かる責任ある立場の者として、政策金融改革によって、中小企業者が困るようなことのないようにしたい、改革をしてむしろ良くなったと言われるようにしなければならないという強い思いを持っておりました。
特に、我が国の景気は、全般的に良くなっているとはいえ、地域・業種別によって相当なばらつきが見られます。和歌山県の地元の経済も大変苦しい状況の下で、懸命に取組んでおられる中小企業の方々が多数おられます。私自身、常に地元の経営者の方々から政策金融改革に係る懸念や要望をお聞きいたしております。
この間、私は日本経団連の奥田会長、日本商工会議所山口会頭、経済同友会の北城代表幹事、さらに地方の商工会議所会頭等の御意見を積極的に伺って参りました。
私は、政策金融改革が中小企業政策の重要な柱である観点から、経済財政諮問会議において、議論が本格化した十一月十四日に、中小企業を預かる大臣としての政治的決断の下、「商工中金は民営化」するという方針を打ち出しました。改革に当たっては、@中小企業金融が中小企業者のためにという旗をしっかりと立てること、A商工中金の民営化に際して、円滑な移行措置を講ずることを提案いたしました。
特に、商工中金の民営化に際しては、財務基盤の整備が重要であることから、例えば、政府資金のうち、株式を一〇〇〇億円程度とし、残りの三〇〇〇億円を運転資金とするなど、万全の移行措置を講ずることが重要だと申し上げました。
その結果、経済財政諮問会議および政府与党の協力を得て、十一月二十九日に基本方針が取りまとめられました。この基本方針においては、私の提案が概ね反映されたものと考えております。今後、小泉総理の下に設けられる推進本部において、年度末に向けて詳細な制度設計についての議論が始められることになりますが、中小企業者の方々から、改革をしてむしろ使い勝手がよくなったと思っていただけるような改革のために、リーダーシップを発揮することを決意しております。

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