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「国際コンテンツカーニバル」の開催
2015年 20兆円産業に
 

2006.08.08掲載

衆議院議員・経済産業大臣  二階 俊博

 「コンテンツ産業」という言葉が最近ニュースなどにもよく出てくる。これは、映画、音楽、漫画、アニメ、ゲームなどをひとまとめにしたもので、現在十四兆円産業だが二〇一五年には約二〇兆円にまで成長すると見込まれている。まさに日本経済の新しいエンジンであり、私はその起爆剤として、多様なコンテンツを一堂に集め、大きな舞台に乗せて、世界に日本のコンテンツを発信する「国際コンテンツカーニバル」構想を五月十八日に官邸で開かれた経済財政諮問会議の場で提唱した。小泉総理を議長とする経済財政諮問会議は国の経済財政政策を審議する重要な機関である。

 私は、国際コンテンツカーニバルの実現に向けて、早速、専門家に依頼して、大臣の諮問会議をつくり、第一回「コンテンツ関連有識者会議」を開催した。七月二五日には、記録的な猛暑の中をパリに出張し、仏コンテンツ界のリーダー達と話し合ってきた。フランスは、カンヌ映画祭などコンテンツ産業が大変盛んであり、ジェトロパリ事務所の中井所長は精力的に日仏間のコンテンツ協力のために働いてくれている。

 仏映画庁長官のケイラ女史は、カンヌ映画祭ドミエ事務総長などの関係者を率いてわざわざ私をジェトロパリに訪ね、自らの日本訪問を含め、国際コンテンツカーニバルへの力強いサポートを約束してくれた。長官は、「二階大臣が来年のカンヌ映画祭に必ず出席してくれることが協力の条件です」と盛んに言われたが、今後、日仏協力により、コンテンツ産業の発展に共に努力しようというエールでもあった。また日本の国際的に優れた競争力を持っているアニメやゲームをフランスコンテンツ界が大いに活用、交流しようという積極的な熱意の表れでもある。あわせて国立の映画学校のFEMIS(国立映像音響スクール)を視察したが、夏休みにもかかわらず熱心に映画製作に取り組む学生の姿に、仏の文化政策の真髄を見ると同時に層の厚さを感じる思いがした。

 美しい庭園を見渡す文化コミュニケーション省で会談したドヌドウー・ドゥ・ヴァブル文化大臣は、官房長以下、関係するスタッフ全員を集めたうえで、フランス文化省の公賓として正式に私を迎えてくれた。国際コンテンツカーニバルの日本での計画に対し大いに関心を示し、あらゆる協力を惜しまないと約束してくれた。加えて、世界の途上国の素晴らしい工芸品を集めて最近オープンしたケ・ブランリ博物館に招待された。そこでは、入場料収入で運営費を賄うことは期待していないという。一日四千人を超える入場者の半分が外国人であり、文化事業が観光振興に役立つことで年間約八千万人の観光客を仏に迎え入れ、国家として十分収支は合うのだとの説明だった。

 観光との融合など、コンテンツ産業の可能性は計り知れない。私は、経済産業大臣として、国際コンテンツカーニバルの成功のために懸命の努力を惜しまない。頑張ります!

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