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超党派で解決の道
次世代に通用する日米関係構築を

 2010.3.2掲載

衆 議 院 議 員

二 階  俊 博


 日米二人のホームラン王のユニフォームは多くの野球ファンのみならず日の岬パークを訪れる観光客の人気の的となっている。

 ご寄贈頂いたハンク・アーロン氏と元エチオピア大使のアベベ・ケベデ氏、世界の王と言われる王貞治氏等のご厚意にあらためて感謝を申し上げなければなりません。このことを耳にされた野球通としても有名な前駐米大使の加藤良三氏、現日本プロ野球コミッショナーから祝意を頂戴した時に、加藤氏の記念のサイン入り色紙をお願いしたところ、ご快諾頂き、近く記念の色紙が届けられることになった。

 両ホームラン王のアーチが日米友好の大きな絆であると共に、このユニフォームの展示が、太平洋を挟んで大きな友好のアーチを日米間に築いてくれるだろうとの夢を描きながら、今度は展示場にさらに花を添えて頂く加藤前駐米大使からの色紙を楽しみにしている。この際、ハンク・アーロンの側からジョン・V・ルース駐日大使にお願いしてサイン入りのメッセージを頂くことになった。

 ルース大使も大の野球ファンであり、いつの日にか大使が関西へご訪問の際には是非ルースご夫妻でこの田舎町の一角の両ホームラン王の勇姿もご覧頂ける日も夢ではないのかもしれません。

 日の岬パークの所在地は昔から"アメリカ村"と呼ばれ、しばしば教科書にも掲載されたことのある歴史のある町でもある。

 多くの先人たちがアメリカにカナダに職を求めての移民、移住の古い歴史が語り継がれている町である。美浜町の三尾から、今オリンピックで熱くなっているカナダのバンクーバーへの移民が最も多く、今日では、すでに五世を数えており、両国の大きな友好の絆となっている。

 戦後、私たちが子供の頃、赤い派手なセーター等、アメリカやカナダから送られたのを着ている人のことを「アメリカさん」と羨望の眼差しで眺めていた時代があった。鉄筋コンクリートの建物のことを「洋館建ち」と珍しがられていた少年時代に私は友人たちと長時間自転車でその洋館建ちを見に行ったことは今では懐かしい想い出でもある。 アメリカやカナダの感化を受けるアメリカ村は何かと進んでいたと言える。

 今、トヨタ自動車の問題で、アメリカでも、日本でも大きな話題を呼んでいる。

 沖縄の基地問題で、日米は緊張関係にある。

 私も近く沖縄を訪問することになっている。その際、しっかりと沖縄の声を聞いて、判断の参考にしたいと思っている。これらの日米関係の課題は、何れも日米が共通の課題として冷静な解決を求める努力を必要としている。

 そのためには、政党政派を超越して、大局に立って解決の道を見出さなくてはなりません。あくまでも冷静に、そして、我々の次の世代にも通用するような日米関係を構築するためのチャンスでもあると思う。

 一握りの政治家や外交官や経済人だけの問題だけではなく、広く多くの日米両国の国民が、相手の立場を理解し、人的交流を盛んにして、問題を起こさせない努力が何にも増して重要である。

 私たちは、この偉大なる二人のホームランバッターのお気持ちもこんなところにあるのではないかと思いつつ、宝物のようなこの立派な記念品をみんなで大切にしたいと思う。

 

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