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紀州の梅 ピンチをチャンスに!
あらゆる人の協力で”元気再生”を

 2010.5.3掲載

衆 議 院 議 員

二 階  俊 博

 ふるさと紀州の梅まつりは、毎年二月十一日にみなべ町で盛大に開かれる。今から約百年前、荒地の山肌に梅栽培の道を開いた故内中源藏翁の遺徳をしのび、梅農家や梅産業に関係する人々が感謝し、その年の豊作を祈るのが習わしとなっている。

 「香り千里」といわれる梅園は甘い梅の香りを充満させ、地域の人々は和歌山県農業の優等生、否、日本農業の優等生である梅の無事生育を心から願っている。 

 しかし、私たちが誇りとする梅農業に今年は異変が生じている。

 第一報はJA紀南の中家組合長と、JAみなべいなみの久保組合長からだった。今年は梅が売れなくて困っている。新しい年の梅干生産がはじまるが、販売先で困っている。今日までの在庫も、約一年分抱えている状況である――私がJAを訪問した際の話である。通常の販売ルートは長年の努力により確立されている中での事態であり、通常とは異なる販売方法を考えなければならない。東京で梅を好んで食べて頂いている有名人の協力を得ることが大事ではないかと考えている最中、自民党本部にある武部元幹事長の部屋に、有名な歌手・俳優の杉良太郎氏がお見えになっているとの情報が入った。早速、私は面会を求め、梅の販売振興に協力を願うと同時に、梅の宣伝に力を貸してほしいと要望した。

 日頃から国内外でのボランティア活動に対して積極的に貢献されている杉さんは、「紀州の梅も梅酒も大好きだし、何か方法はないか考えてみましょう」とのことであった。しばらくして、「時間が空いたので、梅畑や梅干生産の現場を自分で見に行く。時間が許せば福祉についても語りたい」と申し出て頂き、私もお伴をして、田辺市とみなべ町に足を運び、農業関係者の生の声を聞いて頂いた。アメリカ村の「日の岬パーク」にも立ち寄って頂き、日米両国のホームラン王に関する展示も見て頂いた。御坊市民文化会館では、超満員の聴衆の前で熱心に福祉を語り、ボランティア活動の重要性を真剣に説いてくれた。最後には参加者の要望に応えて、「兄弟船」「矢立の杉」「明日の詩」等を熱唱して頂いた。

 私もまたこの杉さんの情熱に応えて、福祉はもとより、梅産業の活性化に最善を尽くすつもりでいる。政治評論家の森田実氏にも、テレビや雑誌、講演の折に「梅」について応援して頂きたいとお願いした。先生もみなべ町や田辺市の現地に足を運んで頂いて、多くの関係者を激励してくれた。

 毎朝テレビで大活躍のみのもんた氏にも、梅酒の作り方を私自身が実演して、梅農家の実情を訴え、協力をお願いした。

 青森市で、私が会長をつとめる全国旅行業協会の大会に、全国から千二百名が参加してくれた。

 冨安県議長と、坂本県副議長が出席されて、梅干二千個を配って梅のキャンペーンをしてくれた。

 先日、ブルネイの外相が来日し、日本・ブルネイ友好議員連盟の渡部恒三会長と話した際にも「梅」のことをお願いした。早くから梅振興議員連盟を結成し、渡部先生には会長をお願いし、私は幹事長というコンビでお世話になっている。梅の生育や販路の拡大、梅の文化の振興等に私も長年力を注いできた。渡辺会長も、近く、梅振興議員連盟を開催し、梅産業が元気を取り戻すことに力を注ぐことで協力を約束してくれた。

 これからもあらゆる人のお力を借りながら、やがて梅が農業の優等生である立場を取り戻すことに努力しなければならない。

 

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