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二階俊博運輸大臣は、「自転車道の整備に関する法律」が昭和45年に制定された際の一番の功労者といわれ、現在も和歌山県サイクリング協会の会長として、おはようサイクリングや親子サイクリングに毎年参加している。運輸省内にサイクリング愛好会の結成も呼びかけているそうだ。30年来、自転車とかかわり、国会では自転車活用推進議員連盟の会長代理を務めるなど、自転車好きで知られる二階大臣に、自転車とかかわったそもそものきっかけ、サイクリングの魅力などをインタビュー。サイクリングターミナルを国際親善に役立てたいというアイデアも飛び出した。

 

代議士秘書時代に「自転車道の整備に関する法律」の制定に尽力

神奈川県選出の藤山愛一郎先生(元外相)が、自転車業界から自転車道路建設について法律作りを要望され、藤山先生から、当時、私が秘書を勤めておりました遠藤三郎代議士に依頼がありました。遠藤先生は、建設大臣の経験者であったので、適任と思われたのでしょう。

遠藤先生から私に「自転車は子供たちが喜び、商店の配達など仕事にも役立つ。また、サイクリングはお金をかけずに楽しめるレジャーで健康にも良い。政治家として取組むことは大事なことだ。少し忙しくなるがやってみるか。」と話があり、「大いにやりましょう」ということになったのです。

法律制定後、太平洋岸自転車道建設に早速着手しました。千葉県の銚子から和歌山県の加太まで、延長1200kmの大規模自転車道です。次に琵琶湖一週道路、以後、次々に自転車道が出来てきました。

海外を訪れるたびに自転車道路に注目してきましたが、自転車道がどれくらい建設されているかは文化の度合いを示すバロメーターです。ですから、自転車道の建設にはその点でも大きな意味合いがあります。

 

おはようサイクリング

遠藤先生が亡くなり、私は故郷、和歌山県御坊市に帰り、昭和50年4月に和歌山県議会議員に初当選しました。あるとき、サイクリングの効用を説いたら、和歌山サイクリング協会の会長に就任してくれと言うことになりました。当時始めた「おはようサイクリング」はいまだに毎年一週間行われていて、私も必ず1日は皆さんと一緒に走っています。

バイコロジー運動推進の一環として、太平洋岸自転車道の建設促進のメッセージを各市町村に渡しながら、紀伊半島の新宮から和歌山県庁まで約270kmをサイクリングするキャンペーンに参加したことも思い出です。

 

自転車に関する議員連盟

昭和58年の暮れに国会に初当選しました。道路建設は、依然として大きな道路が主役で、自転車道路は脇役を演じるという状態でした。これでは、自転車道路法を作ったときの当時の関係者の情熱は活かされていないではないか、という思いがあり、当時建設大臣をお辞めになったばかりの内海英男先生に会長を引き受けて頂き、「自転車道建設とサイクリング振興議員連盟」を作ってずっとやってきました。

自由民主党を離党したこともあって、開店休業となっていましたが、この程小杉隆元文部大臣たちの尽力で自転車活用推進議員連盟が結成されたのは大変素晴らしいことだと思っています。

 

サイクリングの魅力

自転車で走ると街のにおいを感じることが出来ます。また、表通りから一本入った道路で生活を実感することは社会勉強にもなるし、大事な事だと思います。ですから、のどかな気持ちで町中のサイクリングが楽しめる自転車の専用道路づくりも大切です。

一緒にサイクリングすると気楽な話し合いが出来ることも効用です、自転車の魅力は実にいろいろありますね。

運輸省内も自転車好きが予想以上に沢山いることが分かったので、今度、サイクリング愛好会を作ろうと思っているところなんですよ。

また、今、北海道開発庁長官もさせて頂いておりますが、今度、北海道でサイクリングしたいとコースを検討中です。誕生日にツールド北海道のユニフォームをプレゼントされ、春風に乗って北の大地を走ることを今から楽しみにしています。

 

健康にも効果がある

連続して足を確実に90度以上あげる運動は、自転車しかないと聞いたことがあります。

私が30代前半の頃に、こんな驚いたことがあります。毎日サイクリングをしている花村兵一さんという自転車協会の会長さんがいらっしゃったのですが、ある日、向うずねを見せてもらったら、高齢者とは思えないほど筋肉が盛り上がっているんです。ビックリしました。改めて、サイクリングには健康作りに効用があることを思い知らされました。

アメリカのアイゼンハワー大統領の主治医であったホワイト博士が「車一台分の薬より、自転車一台のほうがいい」と言ったそうです。また、サイクリングは費用がかからず、誰でも出来るスポーツです。まさに、心の健康、体の健康の万能薬ですね。

 

サイクリングターミナルで国際親善を

この程、外国の観光客を日本にもっと誘致しようと草の根交流の超党派の議員連盟が出来ました。

私が考えているのは、ユースホステルやサイクリングターミナルに海外からの青少年の観光客が今以上に格安で宿泊できるようなシステムを作ること。地元との人と直接触れ合うことはいい思い出になるし、とおりいっぺんの観光では得られないものがあるはずだからです。これこそ、ペダルが運ぶ真の国際親善となることでしょう。

 

都市交通としての自転車について

排気ガスを出来るだけ削減して、すばらしい車社会を作っていこうとグリーンカーなど、低公害車の普及などに努めておりますが、あわせて、国会と役所の間など、近いところは自転車で行ったり来たり出来ればいいと思っています。

また、自転車の車両への持ち込みについてですが、海外では持込が認められているところが多いのは知っています。運輸省として、これから大いに研究し、推進しようと思います。

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