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2009・3・28
田辺〜すさみ間高速道路早期開通を目指す決起大会
於 上富田町文化会館 文化ホール

「もともと道はなかりしをみんなで歩けば道になる」

経済産業大臣 二階 俊博

本日は、関係者の皆さんのご努力、ご出席の皆さんのご熱意によって、盛大な促進大会になりました。心から敬意を表します。
 私たちの住む紀伊半島の発展のために、高速道路の早期建設!をめざして、当時の和歌山県議会が立ち上がったのは、昭和五十年代の初期の頃でありました。ご当地からは、今日、高速道路紀南延長促進議員連盟の会長の町田 亘先生のご尊父、私たちの大先輩の町田 義友先生が、ご活躍の頃と記憶しております。あれから、三十年以上が経過しました。
 想えば、知事も何人も交代されました。県の土木部長、名称が変わって県土整備部長と呼ばれるようになりましたが、私たちが、高速道路紀南延長促進議員連盟も結束して、運動を展開して、三十年以上経過しました。
今、ようやく、高速道路の必要性、早期建設、早期完成について、それが本県にとって、如何に重要なことであるかに、疑問を呈する人は、ほとんどいなくなりました。
 長らくにわたっての関係者、特に国土交通省及びJH西日本の幹部の皆さんのご努力に対して、あらためて感謝の意を表したいと思います。
 しかし、私達、県民の皆さまの絶え間ない三十年を越える運動期間の活動によって、一昨年には、遂に田辺市まで見事な道路が完成しました。
新直轄区間の田辺〜すさみ間の約三十八キロは、平成二十年度に用地買収に着手しています。用地進捗率は、二十一年三月現在、約三割となっており、平成二十一年度は、いよいよ本線の工事が着工されるところまで進捗して参りました。
そして、いよいよ今年の四月以降の二十一年度には槌音高く本線の工事に着工できるところまで進んで参りました
いよいよ六年後の国体開催の時期までに開通が現実味を帯びてきたことは感慨一入であります。
 高速道路紀南延長の姿を見ることなく、残念ながら鬼籍に入ってしまわれました多くの諸先輩に対し、ご同席の皆さまと共に、哀悼の気持ちを捧げながら、「出来ましたよ」とお伝えしたいと思います。
 紀伊半島を一周する道路は、先のみなべインターから南紀田辺インターまで供用が開始され、さらに、那智勝浦インターから新宮インター間が開通し、供用の延長は、百六十七キロでありますが、ようやくこれで計画の約五割であり、道半ばと言わなくてはなりません。
 しかし紀勢本線は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」と優れた温泉等の地域資源を活用するための重要な道路であります。沿線市町村に泊まる外国人の宿泊客が二倍に急増し、訪れる外国人が十万人に達しているのであります。
 みなべインターから南紀田辺インターの間は、当初の予想をはるかに超えて、約二倍の交通量であり、観光客等も大幅に増しております。道路整備に伴い、新たな産業立地も進んでおり、上富田企業団地では、平成十八年度より、毎年企業が立地し、平成二十年度には、二社の企業が立地し、新たな雇用の場をつくり、地域の活性化に役割を果たしております。すさみ大地間も含め、紀伊半島一周の高速道路がつながりますと二万人の新しい雇用が見込まれるのであります。この経済効果は、県内総生産を六%引上げ、金額にして二千億円押し上げると試算されております。「日暮れて道遠し」という言葉があります。確かに、今日までの間をふり返れば、そのような思いはなかったのかと言われれば、なかったと申せば嘘になるでしょう!
しかし、紀伊半島は、和歌山県と三重県につながる我が国でもっとも大きな半島であります。
この大きな半島は、半島故に交通困難な事情が重なり、新幹線もない。高速道路もない。その上当時は空港もなかった。人呼んで陸の孤島とヤユする向きもありました。
私たち県選出国会議員は、歯をくいしばるようにして一歩一歩努力を重ねて参りました。
県民の皆さん、仁坂知事をはじめ、県ご当局、議会、市町村長の皆さんのご熱意あふれる今日までのご努力により、只今の状況にまで進んで参りましたことに感謝したいと思います。
今日は皆さん、三月二十八日であります。何の日ですか。本日より土、日、祝日には、普通車は地方部の利用では、「上限千円」が開始される日です。すでに開通している阪和道では、南紀田辺インターから岸和田和泉インターまで千円、通常料金の三分の一(通常三千百五十円)です。
また、先行して二十日より開始されている、本州四国連絡橋やアクアラインについては、交通量の大幅な増加が見られます。
私たちの紀伊半島にも多くの観光客が訪れることは、間違いありません。
中国の近代小説の大家であり、日本にもなじみの深い、魯迅先生は「故郷」と言う小説の中で「もともと道はなかりしをみんなで歩けば道になる」という有名な言葉を遺してくれています。
今こそ、県民の力を総結集して、紀伊半島一周の道をみんなの力で切り開いて行きたいと思います。
「みんなで歩けば道になる」魯迅先生の言葉を信じて、私たちの次の時代の和歌山県民の皆さんの為に、紀伊半島に生活する全ての人の為に、一日も早い完成を目指して、お互いに「行進」を続けようではありませんか!

 

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