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002年12月1日 和歌山放送「きのくにサロン」より  

おはようございます。中村栄三です。和歌山県選出の国会議員の皆さんや知事市町村長、政界関係者等に県政の課題や政局の動きなどについて聞く「紀の国サロン」。今朝のゲストは保守党幹事長の二階俊博代議士です。

中村 二階幹事長おはようございます。

二階 おはようございます。

中村 さて、今日から師走。国の方では補正予算と来年度予算、十五ヶ月予算を編成する大詰めを迎えています。今朝はこの課題から伺おうと思ったんですが、実は一昨日の夜、民主党の鳩山代表が突然強固な野党体制を作らなければいけないということで、この13日の臨時国会末までに、出処進退を明らかにしたいという発言をされまして、大きな波紋を呼んでいるわけなんですけれども、この動き私共は突然で驚いた訳ですが、政界再編絡みの大きな政局になっていくのでしょうか。

二階 民主党がそもそも先般の代表選挙を行いましたが、その前後から党としての体をなしておられるのかなあと、心配するような状況になっておりました。
 従いまして、党の中は5つにも6つにも分類されるほど、みんなてんで勝手に営業続けているという風な感じですね。社長の方針として、今度はもうこの会社はこれでたたんで、他の会社と連携あるいは、場合によっては合併も視野に入れてということに、決意を表明されたわけです。今の民主党は残念ながら、失礼でが鳩山代表がこう言ったからといって、それじゃあ合併を視野にして進んで行こうか!ということになるかどうかね。まだ様子を見ておかないとわかりませんね。そして合併しても、そんなに強固な政策集団にはなり得ないのではないか。もともとが自民党の右みたいな人と、社民党や共産党の左みたいな人も、みんな一緒に入っておるわけですから、これが一つのチームになったからと言って、鳩山さんの旗の下にねみんな進んで行く、ということにはなりませんね。例えば、有事法制なんかの採決をしたときに、どうなりますか?
 国旗・国歌の問題の時に民主党は真っ二つに分かれて賛成と反対に分かれました。そう、この政党政治の中で物事を決める場合に、議論は活発に続けていいですよ。最後の所は、やはり1本にまとまるという、そういう決断がなければならんのですが、この党は極めて自由な雰囲気の政党です。それは良い面もあるんですが、政党政治の対応を成してないと、言うことが鳩山さんのリーダーシップを日に日に低下させて行ったということにもなるんじゃないかと思います。私共は今の日本の国の政治、自由民主党と公明党と保守党とで、ガッチリ手を組んで責任を担っているという事、これからの政局に民主党を何が期待が持てるか?と問われた場合、ほとんど期待はしておりません。

中村 与党三党が、結束しているからそれはあまり大きな動きにはなれないということだと思うんですが。

二階 はい。その通りです。

中村 今、例えばこの予算編成を見ても、自民党内でも例えばデフレ対策や補正予算をどうするとか、随分党内で大きな対立といいますか、あると思うんですがこれがこの鳩山代表の、発言、動きがきっかけになって、与党を巻き込んだ政界再編へ発展する可能性と言うのは、少ないと見てられますか。

二階 ありませんね、全くありません。

中村 ただ、二階幹事長その自民・公明・保守の与党3党の幹事長がですね、次の総選挙に向けて選挙協力の協議をはじめるということでこの27日ですか、一致したという事なんですがこういう動きを見ていると、やはり総選挙近しというような考え認識があるのでしょうか。

二階 そんなことじゃなくて、我々は、政策の面において3党の意見を一致し、そしてそのお互いの主張を、3党としてまとまった方向を見出して国会運営をしているわけです。その元になる国会議員の議席を、どうキープしていくか!という事になりますとね、3党で選挙協力をしなければなりませんね。政策では一致して、一緒にやりながら選挙区では、お互いに反対しあっているというか、攻撃し合っているというような、状況ではこれは良い連立の姿とは言えません。そう言う意味で選挙協力の話は幹事長が、一緒に遊説に行くときも、海外に出る場合もいろんな場で出会う時も、話をしとるんです。しかしそろそろ準備をしておいてもいいなあという思いから、表に出て選挙協力の話し合いをしようということにしただけで、すぐ解散があるとか選挙が近いとか、そんな思いはありません。

中村 さて予算の話を伺いたいわけなんですが、小泉総理は、国債発行額30兆円以内に抑えるんだということが、公約だったわけなんですが、今回の補正予算の編成をめぐって、デフレ対策として、公共投資に1.5兆円、そして不良債権対策として、いわゆるセーフティネットとして1.5兆円、更に税収不足で2兆円、まあ最低5兆円は必要になると、つまり35兆円ですか、30兆円枠突破ということなんですが、小泉総理これは決して政策転換ではないと、おっしゃってるわけなんですけど、ここら辺り二階さんとしてはどう見てるでしょうか。

二階 私は以前から政府与党会議等で小泉総理にも、30兆円の枠を、守るということと、今、日本の国のおかれている経済情勢とこれ天秤にかけた場合にどちらが大事かというとですね、ここはやっぱり一時改革が、足踏みしても景気対策を、失業者が400万人も横たわっておる、若年の失業者も多い、こういう状況の中で何か手を打たなければいけない。そのときに手足ふんじばって身動き取れない。国民の金融資産は1400兆円も持っている。この国はここで、何も手を打てないというなら、政治が何もやってないということと同じ事です。私はこの30兆円の枠等にとらわれる必要はない。と、30兆円の枠を越えたら、政策転換といわれるということを意識する必要はない。こだわるべきではない。ということを常に主張してまいりました。今も同じ思いです。ですから30兆円が35兆円になれば当然政策転換だという風に受け取られても結構ですよ。それをそうじゃない、なんて言って抗弁するよりもわたしは政策転換だとはっきり言ったほうが、政策効果が及ぶとに思っております。

中村 もっと堂々と政策転換等と言うべきだと・・・。

二階 政策転換ですからね。30兆円を守るといい続けてたのが35兆円になると言うことは、政策転換以外何ものでもないです。それを政策強化等と言って、こういうのを強弁と言うんですよ。この際を国民を言いくるめる必要はない。堂々と政策転換せざるを得なかった。
 何が悪いですか!誰が、怒って来るんですか。それよりも、国民の怒りが今、地方でもどんどん起こってるでしょう。政策転換したほうがいいんですよ。そこをちょっと拘る所が小泉さんの良いところでもあるし、面白いところです。

中村 それと来年度予算の本予算の方ですね。こちらのほうでも公共投資の3パーセント以上カットと言う方針が決まりましたね。

二階 その事が、いいかどうかね、これからやってみて駄目なら、また15年度の予算を再検討すると言うこともありうるわけですから。これはもう少し事態の成り行きを見て判断していきたいと思います。常に「大胆かつ、柔軟に」って言う殺し文句みたいなキーワードをもっておられるわけですから、何かやるときに転換するときに大胆かつ柔軟にやったんだと、こういうわけですからね。また大胆かつ柔軟にその時はおやりになるでしょう。

中村 さて、和歌山県の高速道路建設にとっても、大きな影響が出るんじゃないかとして、注目しているわけなんですけども、道路公団の民営化を推進する、民営化推進委員会、この6日に最終報告をまとめると言うことなんですけれども、肝心の推進委員会の中にも、喧喧諤諤の大論争になってるわけなんですが、この動きどう見るか。又、和歌山県の高速道路建設についてどうなるか。ここら辺り如何でしょう。

二階 もともとほとんど素人の人が集まって、そして、国の高速道路、国土建設の根幹をなす高速道路の問題を、やるとかやらないとかということを、踏み込んで議論すること、そのものがおかしいんですよ。民営化の方向がいいと、今の道路公団で系列の子会社なんかたくさん作っているのは廃止した方がいいとか、野放図に道路を作らずに、やはり返済の可能性の追求しながらやっていきましょうと言うような、それこそ骨太の大きい所を決めればいいんですよ。どの道路を何処までどうするんだとか、何年までこの借金返済しなければならない。この借金ってもともと高速道路って言うのは最初は世界銀行からお金を借りてきて作り始めたんです。今、財政投融資を投入してやっているんです。生活の知恵なんです。そして皆さん、この誰でも旅行等されて確認されておると思いますが、この近くの韓国見ても中国見ても、素晴らしい高速道路が日本の後から造りはじめて、もうずっと先行しちゃってるじゃないですか。それ見るこんな事で、もたもたしておっちゃいけない。ですからこの6日の日に一応答申が出るんです。その答申を拝見して、我々国会の中で、きっちり審議して、どうせ法律を作らなくてはいけないんですが、その法律の中にこれは大いに尊重すべきだと言うことは取り入れていけばいいし、これは国民の将来の為に、あるいは我々の地域の発展のために、役に立たないと言えば、それは選択から除外していくということになるのは当然です。

中村 まあ、二階さんはこの国会議員になられたときからですね、ずっとこの高速道路建設に力を入れてこられて、例の国幹審の委員もされて来た訳ですが、今の推進委員会は、国幹審の決定したですね、9342キロメートルですか、これを凍結していくと言うことですからね。

二階 そんな大それた事、あの真顔になって言って歩くだけでも、少し恥ずかしいと思わなきゃいけないんだけれども。なんでも総理に任されたといって、総理もそれを尊重するんだなんて言ってますけれど、我々は国会議員は国会議員として審議しなきゃいけない義務があるんです。和歌山県の皆さんはね、今の民営化委員会が言っているようなこと、それで結構です。なんて言っている町村長は誰もいませんよ。我々は高速道路の建設促進を今まで願って来た者として、今後もいかにすれば高速道路を紀伊半島一周できるか、片言節句をとらえて、我々の側から何もあの委員に批判を加える必要はない。出てきた答申を見て、取り入れるものは取り入れる。排除するものは排除する。それは国会議員として当然の責務だと思っております。我々はこの和歌山県から選ばれて出て行って、あの委員会の答申だけ見て、ご無理ごもっともです。なんて言って帰って来るなら国会議員なんか要らないんですよ。

中村 まあ最後にですね、二階さん、先日も中国へ1万人のですね観光団を引き連れたりなんかして、観光にはずっと力を 入れてこられたわけなんですが、明日、中国の大連の方から観光団がこちらの方にいらっしゃったり・・・

二階 ええ、大連の助役さんを筆頭にしましてね、約20名の観光の専門家の人達が日本に見えまして、そして大連の観光キャンペーンに和歌山県をはじめ香川県とか、あるいは高知県、広島においでになります。東京にもお見えになりますので私は全国旅行業協会の会長の立場で、これらのみなさんをお迎えしたいと思っています。和歌山県は和歌山市から白浜温泉まで視察をされるようですが、観光は一方的に観光客を送り込む、送り込んで貰いたいとか、言うだけじゃなくて行ったり、来たりしながら、のこぎりのようにやりましょうと、言っております。

中村 先日和歌山市出身の、竹中経済財政金融担当大臣なんかとも、この観光問題で話し合われているそうですね。

二階 ええ、この間から二度にわたってね、竹中大臣がこの不景気の状況の中で明るさを取り戻す為に観光振興に、もっと力を入れていったらどうか、と言うご意見がありました。
 私はもう誠にその通りだと申し上げ、観光文化振興を諸外国とやっていく為には国を挙げて対応をしなきゃならん。今、ご承知の通り観光関係に従事している人は、日本で400万人位おられるわけです。後200万人位これを増やす事の出来る可能性は持っておるんですね。ならば今、400万人から500万人に近い失業者と言うことで、心配をしておるわけですが、観光関係でもし200万人解決することが出来れば、これにまさに大きな産業なんですね。そして、日本に大体この年間477万人位お見えになっているんです。しかし日本から海外へは1850万人位出て行っているわけです。これはいかにも差が大き過ぎる。そして外国から日本に訪れる観光客、このランキングは世界で36番目、韓国でさえ32番目ですからね。これらをどう解決するか、国を挙げてやろうという竹中大臣、さすが経済学者として、いいところに目をつけられたと思います。私は今、観光業界を代表する一人として、全面的に協力すると言うことで観光業界の幹部の皆さんと一緒に、竹中さんと懇談をしたわけです。これから素晴らしい展開をして行きますから期待しておって下さい。

中村 なるほどね。はい。今日はどうも有り難うございました。

二階 ありがとうございました。

中村 紀の国サロン、今朝は保守党幹事長の二階俊博代議士でした。

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